【楽書き】なぜ未知を恐れるのか

楽書き

例えば、知らない道に入りこんだとする。

これが日中なら景色を楽しんだり、先に何があるのかワクワクする余裕もあるだろうが、夜だとそうはいかない。
慣れた道でも、暗くなると違った感情が湧き出る。

また、車の運転が苦手だったりすると、いくら明るかろうが知らない道、それも狭っ苦しい道路や逆に車線が多いとなると、もう通るもんかなんて思ったりする。

未知の新型ウイルスのように、自分自身に何をもたらすかわからないものは怖い。

他人が怖い。何をしてくるかわからない人がたくさん周りにいる状況にゾッとする。

変化するのも怖い。例えば慣れた仕事をしていて急に明日からこれをやってと言われるだけでも恐怖を感じる人だっている。

全ては主観であり、恐れの度合いには個人差がある。

これらのような体験がもし、タイムスリップして前日に戻り、同じことを経験するような状況があったとした場合はきっと違う。
慣れない道を進むのは、おそらく1回目に比べれば恐怖心は緩和されるはずだし、何度も繰り返せるのであれば恐怖心どころかまたこれか、と飽き飽きしてしまうだろう。

健康に過ごせた1週間があったとして、その1週間を再度過ごすことになったとしても未知のウイルスを恐れるだろうか。

仮に何か起きるとしても、事前に何が起きるか分かっていれば幾分か楽だろう(死とかが絡まなければの話だが)。それでも何度も体験すればこれも飽きにつながるのではないか。

現時点でタイムスリップはできない”はず”なので、そこは考えても仕方がないが、例えば日本に住んでいるとある程度大きな地震も、立て続けに起きれば「あ、この程度か」なんて思ってしまう人もいるし、慣れた道だからといって暗がりを一人で歩くのも場合によっては危険だ。

未知や変化が人を襲うこともあるが、慣れや飽きが人を襲うこともままあるはずだ。

変化には弱いくせに変化しないと飽きてしまうし、
知らないのは怖いが知りすぎると退屈なのが人間なのだろう。

どちらにせよ、このようにどちらにも振れ得るのであれば、未知や変化に対してリスク承知で受け入れた方が、怯えて生きるよりも幾分か生きやすいのではないかと思う。

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