たとえ誰かに劣っていたとしても、あなたが得意なことを諦めるのはもったいない

マインドセット

あなたの周りに、趣味や仕事で「とても敵わないな」と思う人はいますか?

どれだけ勉強していても、なかなか追いつけない、全く背中が見えてこない。

もしかしたら自身の力不足に嘆いている人もいるかもしれません。

しかし、あなたが「少しでも得意なこと」を伸ばすだけで、実は良いことが起きるのです。

比較優位の原則

比較優位という考え方があります。これは経済学者が発見した貿易の大原則ですが、二つの国や企業がいたとき、どちらか一方がありとあらゆる面で生産性が高かったとしても、貿易を行った方が結局のところ両者にとって利益になるという原則のことです。

この考え方は貿易に限らず普段の仕事や日常生活にも応用できます。

これだけではわかりにくいので実際に計算をしてみましょう。

田中(仮名)先輩は1日8時間働いたとき、分析の業務を4時間やったとして100の成果を出せます。また、レポート資料を作るのに4hかけて80の仕事が出来るとします。

あなたが先輩と同様に働いたとき、分析で80、資料で50の仕事が出来るとします。

分析業務レポート作成
田中先輩4h1004h80
あなた4h804h50
合計8h1808h130

表にするとこのようになります。合計は全体の生産量と考えます。

本来の仕事を数値に分割するのは難しいかもしれませんが、数値上ではあなたは先輩に比べて、どの仕事においても敵わない状態だということがわかります。

あなたは同じ4時間でもレポート作成よりは分析を行なう方が得意です。もしあなたが8時間フルに分析の仕事を行った場合、先輩が同じように8時間行なうと200:160となってしまい、これでも敵いません。

ただし、合計の生産量で見ると話は違ってきます。次の表をみてください

分析業務レポート作成
田中先輩1h257h140
あなた8h1600h0
合計9h1857h140

先輩は4時間で100の分析業務が出来るということは、1時間で25の仕事ができ、
4時間で80のレポート作成が出来るということは1時間で20の仕事が出来るということなので合計140の仕事が出来るということ。

あなたは得意なことをひたすらに実施する。つまり1日ずっと分析業務をおこなう。

すると結果として、全体の生産性は向上することになります。不思議ですよね。

でも、これは適当に数値を移すなどはしておらず、計算上こうなるということです。

先輩だって得意なことをしたいかもしれません。しかし、会社全体で見るとその方が合理的ということになります。それに、会社としてたくさん人がいるということは先輩よりもさらに得意なことがある人も当然いるわけなので、同じように分業することで全体の最適化を行なうことも可能だと考えられます。

まとめ

自分自身より出来る人を見ると、自分のできなさが目立ってしまうような気がしてしまったり、
「どうせ自分なんて」といった考え方に陥ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、見方を一つ変えればあなたが得意なことを伸ばすことで誰かにとって助かったり、プラスになるということです。

仕事をたくさんこなせる人にはタスクも集中しがちです。なんでもかんでもできる人に集中してしまうと、その人の時間や脳、メンタル面でリソースが削り取られてしまい、本来の力を発揮できません。

あなたが得意なことで助けられることがある。つまり一番でなくても誰かと仕事はできるということです。

腐らずに得意なことを伸ばすのを忘れないようにしましょう。

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